結論
日焼け止めの日常的な使用は、しわやたるみといった光老化の進行を抑えることについて、強い支持的なエビデンスが示されています。大規模なランダム化比較試験で、使用群と非使用群の間に明確な差が報告されています。
効果は紫外線対策を継続すること自体から生まれるため、使用を中断すると恩恵も薄れていきます。
どれくらい効くのか
オーストラリアで実施された4年間のランダム化比較試験では、日焼け止めを毎日使用した群は、任意使用の群と比べて皮膚老化の進行度が有意に低いことが確認されました。効果は写真評価による客観的な指標で示されています。
別の1年間の試験でも、広域スペクトラム日焼け止めの継続使用によって光老化の指標が改善したと報告されています。
研究の現状
参照しているのは、ランダム化比較試験と、単群の長期継続使用試験です。対象は成人が中心で、SPF値や使用量、塗り直しの頻度によって効果の大きさは変わります。
日焼けそのものを防ぐ短期的な効果に比べると、長期的な光老化抑制のデータはまだ研究数が限られています。
注意点
- 効果を得るには、推奨量をこまめに塗り直しながら毎日使うことが前提になります
- 日焼け止めだけでなく、日陰や衣類など複数の対策を組み合わせるとより効果的です
- 敏感肌の人は、成分によって刺激感が出ることがあるため、低刺激タイプから試すのが無難です
簡単なたとえ
車を屋根のある場所に停め続けるようなものだとイメージすると分かりやすいかもしれません。毎回きちんと日陰に停めれば塗装の劣化はゆっくりになりますが、たまにしか停めなければその分だけ劣化は進んでしまいます。