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バクチオールはレチノールの代わりになる?

レチノールとの比較試験で同程度の改善が報告される一方、刺激感は少ない傾向がみられています。ただし試験数はまだ限られています。

KEY TAKEAWAY · 結論
  1. 01
    バクチオールは、しわや色素沈着の改善においてレチノールと同程度の効果を示した臨床試験があり、部分的に支持されています。
  2. 02
    レチノールと比較して、乾燥や刺激感の訴えが少なかったと報告されています。
  3. 03
    直接比較した試験はまだ数が限られており、長期的な効果の差は十分に検証されていません。

結論

バクチオールは、しわや色素沈着の改善において、レチノールと同程度の効果を示した臨床試験があり、代替候補として部分的に支持されています。植物由来の成分で、レチノールと似た働き方をすると考えられています。

ただし比較試験の数自体がまだ少なく、評価は「レチノールに匹敵する」と言い切るより「近い可能性がある」という段階にとどまります。

どれくらい効くのか

12週間にわたるランダム化比較試験では、バクチオールを使用した群とレチノールを使用した群の間で、しわと色素沈着の改善度に統計的な差が見られなかったと報告されています。つまり、両者は同程度の改善を示したという結果です。

一方で、レチノールに特有の乾燥や皮むけ、刺激感については、バクチオール群のほうが訴えが少なかったとされています。

研究の現状

参照しているのは、レチノールとの直接比較を行ったランダム化比較試験と、成分の特性を解説したレビュー論文です。対象は成人女性が中心で、試験期間は12週間程度と比較的短期にとどまっています。

長期使用や他の肌質・年代での再現性については、今後さらにデータが必要な段階です。

注意点

  • レチノールが使えない・刺激が強すぎると感じる人にとっての選択肢の一つとして位置づけられています
  • 直接比較試験自体がまだ少なく、効果の差を断定するには材料が不足しています
  • 新しい成分のため、他の有効成分との併用時の相性は今後の研究課題です

簡単なたとえ

同じ目的地に向かう2つの道のようなものかもしれません。レチノールという近道は効果が確立している一方で路面が荒いことがあり、バクチオールという別ルートは走りやすい代わりに、まだ地図の情報が少ない状態です。

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本記事は医療助言ではありません。症状がある場合は医師に相談してください。
REFERENCES · 参照文献

この記事の根拠(2件)

  1. [01]
    Prospective, randomized, double-blind assessment of topical bakuchiol and retinol for facial photoageing
    Dhaliwal S, et al·British Journal of Dermatology 2019
  2. [02]
    Bakuchiol: a retinol-like functional compound modulating multiple retinol-like mechanisms
    Chaudhuri RK, Bojanowski K·International Journal of Cosmetic Science 2014
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