結論
緑茶に含まれるカテキンとカフェインの組み合わせは、エネルギー消費をわずかに高める可能性があるとメタ分析で報告されています。ただし体重や体脂肪への影響は小さく、研究間のばらつきも大きいというのが現状です。緑茶を飲むだけで大きな減量効果を期待するのは適切ではありません。
どれくらい効くのか
メタ分析では、緑茶カテキンの摂取により体重がわずかに減少したという報告がありますが、その差は数百グラムから1〜2kg程度にとどまります。エネルギー消費の増加も1日あたり数十kcal程度と小さく、日常の活動量の変動に埋もれる大きさです。効果が確認された研究の多くは、カフェインを含む高用量のカテキン摂取を条件としています。
研究の現状
参照しているのは、複数のランダム化比較試験を統合したメタ分析とコクランレビューです。対象者の体格や摂取量、試験期間はまちまちで、これが効果量のばらつきにつながっています。1年以上にわたる体重維持効果を検証した質の高い研究は限られています。
注意点
- カフェインに敏感な人は、動悸や不眠などの症状が出ることがあります
- 妊娠中や授乳中は、摂取量に注意してください
- 緑茶を飲むことだけでなく、食事全体を見直さないと効果は出にくいと考えられます
簡単なたとえ
緑茶による代謝の変化は、坂道を歩く速度がほんの少し上がる程度のものです。目的地に着く時間は多少縮まりますが、劇的な近道にはなりません。